今日(17日)の午前に「南部警察署」にみんなで訪問しました。「南部警察署」の管区内に本校がある関係で、「防犯教室」等でお世話になっている警察署です。今回総領事館の協力もあり、訪問することが実現しました。ご協力いただいた南部警察署の関係者のみなさま、総領事館のみなさまこの場を借りてお礼申し上げます。
「南部警察署」は学校からバスで20分ほどのところにあります。南部警察署では「通信指令室」を見学させてもらったり、映像を通して警察のことを教えてもらったりしました。また。クイズも用意されていて答えた子どもたちにはプレゼントをいただきました。最後にはパトカーにも乗せてもらえるという貴重な体験ができました。この日のことを楽しみにしている子どもが多く、中にはお弁当にパトカーのおにぎりを持ってきている子どももいて、「校長先生、見て。パトカーのおにぎり。」と楽しそうに話していました。
11月11日(金)の午前に「広安里ビーチ」でマラソン大会を実施しました。この行事もコロナ感染症の影響で昨年、一昨年と広安里ビーチで実施できず校内のグランドで行いました。学校の近くにある広安里ビーチを走るというのは、校内を走るのとは違った開放的な気分になります。当日は11月にも関わらず暑いぐらいの天候でした。多くの保護者の方にも参観いただきました。一緒に走られた保護者もおられました。低学年、中学年、高学年と走る距離を変えてスタートしました。波が打ち寄せる海岸を一生懸命に走る姿は見ていても気持ちの良いものでした。
走るのが苦手な子どもも多かったですが、走り終わった後の子どもたちはやり遂げた充実感にあふれていました。釜山ならではの良い経験ができたと思います。
10月20日(木)21日(金)と一泊二日で小学部が宿泊学習を行いました。コロナ感染症の影響でここ2年間は実施できませんでした。初めに「固城恐竜EXPO」へ向い、博物館を見学したり美味しいお弁当を食べて楽しい時間を過ごしました。私は中学部の修学旅行に参加していましたので、宿泊学習には教頭先生が同行してくれました。その後、宿泊先である「金連山修練院」に到着して、夕食を食べプラネタリウムを体験しました。小学部1年生から6年生までが参加しましたが、初めてお家の人と離れて宿泊する子どももいて心配しましたが、特に問題なく実施することができました。翌日は「焼き物体験」や「釜山伝統芸術体験」を行いました。子どもたちもとても楽しそうだったと報告を受けています。宿泊先で出された食事も美味しかったと笑顔で子どもたちが私に伝えてくれました。子どもたちもいろいろとレクを考えて自分たちで楽しめるように考えていたのは良かったと思います。
10月19日(水)~21日(金)まで中学部の修学旅行(済州島)が実施されました。コロナ感染症の影響で修学旅行は昨年、一昨年と実施できませんでした。引率教員も初めての経験で過去の資料や朴さんに確認しながら、子どもたちが安全に修学旅行を楽しめるよう計画をして当日を迎えました。修学旅行中は天気も良く、きれいな景色や美味しい食事、部屋でのレクリエーション、市場での土産物購入など子どもたちは楽しい時間を過ごしたことだと思います。そして、楽しいだけではなく一人ひとりが与えられた役割を自覚し、考えて行動していました。私も子どもたちと有意義な時間を過ごすことができ、より身近に子どもたちのことを感じることができました。この経験が子どもたちにとって生涯思い出に残るものになってくれればと思っています。
秋晴れの下、9月24日(土)に「第47回 釜山日本人学校運動会」が民楽小学校をお借りして開催できました。過去には民楽小学校で運動会を開催していましたが、新型コロナ感染症の影響でここ何年間は釜山日本人学校での開催でした。私も含め派遣教員は民楽小学校での運動会を誰も経験したことがありませんでした。準備は本当に大変でした。運動会当日まで民楽小学校を借りることができないため、子どもたちは当日初めてのグランドでの演技になります。担当教員が広さの違う運動場を想定して子どもたちの立ち位置やスタート、ゴールの場所を決めていきました。
当日は丸山総領事を初め多くのご来賓に来ていただき、子どもたちの演技を観覧していただきました。YMISからは子どもたちが20人近く参加してくれて本校の子どもたちと一緒に競技に参加してくれました。保護者の方や来賓の方も一緒に参加できる競技もありとても盛り上がりました。子どもたちも一生懸命競技や演技に取り組み、本当に良い運動会だったと思います。来年も同じように開催することができればと思っています。
最後に運動会当日、早朝より会場準備や来賓受付、トイレ清掃等ご協力いただきましたボランティアのみなさま本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
8月29日(月)の午前に小学4年生以上を対象に「朝鮮通信使」について学ぶ授業を行いました。朝鮮通信使歴史観から講師の先生に来ていただいて、「朝鮮通信使についての説明」「朝鮮通信使塗り絵」「朝鮮通信使創意作品制作」をしました。小学1,2,3年生の子どもたちは、「朝鮮通信使についての説明」の時のみ参加して、クイズなどに楽しく参加していました。
古くからつながりのある日本と韓国。朝鮮通信使の記録物はユネスコの世界記憶遺産に登録されているとのことです。今回の授業を通して子どもたちが日本と韓国の関係につて少しでも考える機会になればと思っています。
8月25日(木)から2学期が始まりました。1学期で学校を去った人が5名、2学期に新しく編入した人が3名で計30名で2学期をスタートしました。講堂で始業式を行いましたが、子どもたちはとても元気よく挨拶をしてくれていました。「学校に早く来たかった。」と言ってくれる人がいて、嬉しかったです。
学校では子どもたちがより良い環境で学校生活を送ることができるよう学校運営委員会や外務省にお願いして、古くて破損があった「非常階段」をステンレス製のものに付け替えました。また、教室内や廊下の床を張り替えたり、照明をLEDに替えたり、校舎内のスピーカーを交換したり、Wi-Fiの環境をよくするための工事を行いました。限られた予算ですので、すべての環境を一気に変えていくのは難しいですが、子どもたちが少しでも快適に過ごせるよう改善を図っていきたいと思います。
7月6日にコロナ感染症の影響で中断していた「水泳教室」が3年ぶりに開催されました。ただ、過去に使用していたグランドホテルがなくなったために、今年度からは「海雲台教育支援庁共同体育館」のプールを利用して実施することになりました。
コロナ感染症が完全に落ち着いた状況ではない中で、実施に向けて何度も会議を行い、下見を行って実施することを決定しました。水泳の授業は命に係わる場面があることから安全面については最大限配慮しました。教職員全員がプールでの安全確認の作業をするため本来見学するはずの子どもたちを見学させることができませんでした。
子どもたちはプールに入れることでとても喜んでいました。プールは学校が貸し切りしているわけではありませんので、一般の方も利用されています。その状況でも子どもたちはしっかりと行動していて、周りの韓国の方も微笑みながら優しく見られていました。
初日は安全講習を受けた後、それぞれの級に分かれて水泳教室を行いました。残り4日間ありますが、子どもたちの安全に配慮しながら水泳教室を行いたいと思います。
6月17日(金)に校外学習に行きました。
行先は「在釜山日本国総領事館」「国立海洋博物館」です。天気は快晴。今回総領事館からお声がけいただき総領事館訪問が実現しました。
2年前にも一度訪問させていただきましたが、コロナ感染症の影響で昨年度は実施できませんでした。総領事館のみなさまにはお忙しい中ご対応いただきありがとうございました。また、昼食場所も提供いただき助かりました。丸山総領事と一緒に昼食を食べた子どもたちもいました。総領事館の方たちがどんなお仕事をしているのかを知ることができて子どもたちにとって良い経験になったと思います。本当にありがとうございました。
午後からは「国立海洋博物館」に行きました。学年ごとに行動し、韓国と海との関りや海洋生物について学ぶことができました。子どもたちも元気いっぱい楽しんだことだと思います。
5月14日(土)に「授業参観」「PTA総会」「学校説明会」を行いました。この2年間コロナ感染症対策で、多くの保護者の方が来校できない状況が続いていましたが、韓国のコロナ感染症対策の方針が緩和方向に舵を取り始めたことで、今年は保護者の方にも直接子どもたちの様子を見ていただくことができました。
子どもたちはさすがに緊張していたようですが、しっかりと授業を受けている姿を見てもらえたと思います。参観後は本校講堂で「PTA総会」「学校説明会」を行いましたが、ここにもたくさんの保護者の方に参加していただくことができました。
韓国内のコロナ感染症対策を見ていると、今後さらに緩和が進み近いうちにコロナ感染症がなかった時の状況になっていくと思われます。学校でも多くの行事に取り組んでいきたいと思います。
21日(木)午前に在釜山日本国総領事館 丸山総領事と釜山広域市教育庁のキム・ソクジュン教育監並びに領事館関係、教育庁の方々、民楽小学校の校長先生が来校されました。事前に丸山総領事がキム・ソクジュン教育監と会談されたときに丸山総領事が釜山日本人学校のことをお話しくださり、今回キム・ソクジュン教育監や教育庁の方々が来校されることになりました。
当日は小雨が降る中、本校講堂で領事館、教育庁、日本人学校との話し合いが行われ、釜山日本人学校に関心を持っていただく良い機会となりました。また、民楽小学校の校長先生とはコロナ感染症のため今までお会いできず、初めてお目にかかり今後の交流についてお話ができました。釜山日本人学校が釜山にあることの意義を考え、これからも地域の方々に応援していただけるよう頑張っていきたいと思います。
4月18日(金)に令和4年度「第47回 入学式」を挙行しました。今年の入学生は小学部4名、中学部5名の計9名です。
当日は在釜山日本国総領事館 総領事 丸山 浩平様に来賓として参列いただき、ご祝辞をいただきました。本来なら多くのご来賓のみなさまにも参列いただきたかったのですが、コロナ感染症対策のため人数を制限させていただきました。参列いただけなかったご来賓のみなさま申し訳ありませんでした。また、入学生に対して「韓日文化交流協会」「韓日親善協会」「YMIS」「日本人会」様から心あたたまる記念品をいただきありがとうございました。
式場内には新入生とその保護者、ご来賓、学校運営委員長、教職員のみが入り、在校生は教室で在校生保護者はオンラインで参加しました。国歌斉唱の後、学校運営委員長から新入生に入学許可書を渡していただき、式が始まりました。
小学校1年生に入学した子どもたちは、難しい言葉がたくさんあったにもかかわらずしっかり聞いてくれていました。中学部入学生は5名のうち4名が小学部からの進級なので、学校のことも良く知っており、落ち着いて式に臨んでいました。
私からは子どもたちに「明日も早く学校へ行きたいと思えるような学校を作っていきたい」と話をしました。学校は子どもたちが主役です。その子どもたちが光り輝く場所にしていきたいと思っています。
みなさまのご理解、ご協力をお願いいたします。
4月12日(火)に「令和4年度 着任式・始業式」を行いました。令和4年度は児童生徒30名でスタートです。小学部1年生の子どもたちは18日(月)「入学式」からの登校になります。
「着任式」「始業式」ではコロナ感染症対策のため、転入生とその保護者の方のみが講堂に入り、他の在校生は教室や自宅からオンラインで参加する形になりました。早く全員が講堂に集まって、みなさんの前で話をしたいと思っています。
「着任式」では今年度2名の先生を新しく迎えました。とても元気で明るい先生方ですぐに子どもたちとも打ち解けていました。児童生徒会代表の生徒が歓迎の言葉を伝えてくれて新しい先生方もうれしかったと思います。
「始業式」で子どもたちにこれから頑張ってほしいことや新担任の先生を伝えました。また、今年度から音楽の講師として小川先生、韓国語の講師として崔 先生(昨年度までおられた櫂 先生は3月末で退職されました。)の紹介をしました。
式終了後子どもたちの様子を見ましたが、明るい表情で過ごしていて安心しました。昨年度はコロナ感染症の対応で子どもたちや保護者のみなさまにご不便、ご心配あをおかけしましたが、今年度はそのようなことがないように願っています。
本日(7日)「第46回卒業証書 授与式」「離任式」を行いました。当初「卒業式」は4日に行う予定でしたが、直前にコロナ陽性者が出たため急遽日程変更しました。
時間がない中、会議を持ち対応を考えました。結果教職員は前日に簡易検査キットで陰性を確認し、児童生徒は当日の朝検査キットで陰性を確認して実施しました。
それでも在校生は教室からオンラインで式に参加、卒業生とその保護者は講堂で式に参加するようにしました。卒業生の保護者にも検査で陰性を確認してもらいました。
慌ただしく時間が過ぎていきましたが、何とか無事に実施できました。卒業生や保護者にとって思い出に残る式になっていればと思います。
卒業生たちは本当に素晴らしい子どもたちでした。日本に帰る児童や釜山日本人学校中学部に進学する児童と進路は違いますが、いつまでもお互いのことを
忘れずに頑張ってほしいと思います。
3学期が始まり2週間近くたちました。釜山のコロナ感染症は日ごとに厳しい状況になってきています。
学校行事も制限される中、1月27日(木)の午後に群馬大学、バンドン日本人学校のみなさんとオンライン国際交流を行いました。
群馬大学には2年前までは、群馬大学生が直接本校に教育実習に来てもらっていました。今回、群馬大学の先生から「オンラインで何かできませんか」
と提案いただき、「防災絵本から洪水対応を考えよう」をテーマに群馬大学生による絵本の読み聞かせ、クイズを行いました。
また、群馬大学と交流のあるバンドン日本人学校の児童生徒、先生方も参加されて有意義な時間を過ごしました。本校の子どもたちはしっかりと話を聞き、
積極的に手を挙げ交流会に参加していました。
コロナ感染症状況の将来がまだまだ不透明な中、できることを考えて取り組んでいきたいと思います。
本日(18日)の3,4限目にJALの方々に本校児童生徒に対して「航空教室」を実施していただきました。2年前にも行っていましたが、昨年は実施できませんでした。当初の予定では本校に直接来校いただいて実施する予定でしたが、コロナ感染症の状況の悪化によりオンラインで実施しました。本校、ソウル、東京と3か所をつないでの「航空教室」になりました。子どもたちも講堂に集まることを避け、各教室から参加しました。
JALの方々も初めてのことで大変だったにもかかわらず、子どもたちが理解しやすいように丁寧に説明してくれました。子どもたちにクイズを出して興味を持たせてくれたり、事前に紙飛行機作成キットを送っていただきそのキットを使って子どもたちは実際に紙飛行機を作成しました。子どもたちは普段自分たちが作っている紙飛行機とはかなり性能が違うことで大変喜んでいました。子どもたちは自分たちが知らなかったことをたくさん知ることができて嬉しそうでした。今後もこのような行事を続けていければと思います。
11月16日(火)2限に授業参観を行いました。コロナ禍のため昨年は一度も実施できず、今年度も今まで実施できずにいましたが、コロナ防疫体制の見直しでやっと実施できることになりました。来校される保護者の検温をしっかり行い、防疫体制を整え実施しました。
子どもたちは初めての授業参観を経験する児童や久しぶりの授業参観で緊張している児童生徒がたくさんいました。保護者の方もご両親で来校される方もおられて、こどもたちの学習の様子を真剣に参観されていました。中には親子で一緒に授業に参加されている場面もありました。1クラス10人にも満たない小さい学校ですが、日本校内の学校とは違ったアットホームな雰囲気で授業ができていると思います。これからも保護者の方々に子どもたちの様子を直接見ていただける機会を作っていきたいと思います。
11月12日(金)の午前に校庭で「マラソン記録会」を行いました。当初の計画では「広安ビーチ」を走りたかったのですが、コロナ防疫対策のため実施不可となり昨年に続いて今年も校庭を走ることにしました。昨年は学年ごとに順位を競いましたが、今年は学年ごとに決められた時間内で何週走れるかという自分との戦いをテーマにしました。
練習の時から「今日は何週走った。」と口々に話し合い、当日に向けてモチベーションを高めていきました。当日は体調を崩して参加できない児童もいましたが、参加した子どもたちは応援に駆けつけてくれた保護者の前で一生懸命走っていました。次年度はどのような形で実施するかは未定ですが、マラソンという行事を通して、子どもたちが肉体的に精神的に成長していってくれればと思います。
10月30日(土)午前中に講堂でPTA主催の「ファミリーフェスティバル」が開催されました。何日も前から保護者の方に準備していただき、当日を迎えることができました。
子どもたちも楽しみにしていてテンションが高くなっていました。子どもたちが講堂に入場すると、ハロウィンの飾り付けがされていて、保護者の方も仮装されていて気分はハロウィンで盛り上がりました。いろいろなゲームを趣向を凝らして考えていただいていて、子どもたちは本当に楽しそうでした。午前中という短い時間でしたが、楽しい時間を過ごすことができました。釜山日本人学校は小さな学校ですが、保護者の方々のアットホームな協力が学校運営には欠かせないものになっています。これからも子どもたちのためにご協力いただければと思います。
本日(9月18日)「第46回 運動会」を晴天の下実施しました。思えば8月25日に2学期が始まりましたが、コロナ感染症対策のため釜山市教育庁の指示により、小学部1年生、2年生、中学部は通常登校、他の学年はオンライン授業という変則的な始まりでした。先生方も教室で対面授業の後、すぐにオンライン授業の準備と慌ただしい勤務でした。9月上旬には全学年通常登校になり、以前の学校生活に戻りましたが運動会を実施できるかどうかわからない状況でした。コロナ感染症に対する社会的距離の確保レベルが3段階に下がったことを受け、運動会を実施することにしましたが、来賓の方々や保護者の方は学校に入ることができず、オンラインでライブ観戦していただくことになりました。
子どもたちのモチベーションが気になりましたが、競技が始まると子どもたちのスイッチが入り大きな歓声とともに競技が進みました。昨日は台風の影響で雨風が強く開始が危ぶまれましたが、子どもたちの願いが届いたのでしょう。朝から晴天で絶好の運動会日和でした。先生からの指示がなくてもテキパキ動く子どもたちを見ていると、成長していることが実感できました。来年こそは多くの方々に観戦いただけたらと願っています。
本日(19日)1学期の終業式を行いました。本校は通常登校を実施できていましたので、子どもたちの顔を見ながら話をすることができました。他国の日本人学校ではオンライン授業が1年4か月も続いていることろもあります。韓国もコロナ禍の状況が悪化していますが、まだ恵まれた状況ではないかと思います。
初めに各学年の代表児童生徒が「1学期を振り返って」という題名で作文を読み上げました。「1学期の楽しかったこと」「頑張ったこと」「2学期に頑張りたいこと」などを発表してくれました。その後私が話をしましたが、「今日通知表をもらいますが、通知表に書かれている成績がみなさんのすべてを表しているのではない。人には見える学力と見えない学力がある。見えない学力は、思いやりや人と仲良くできる力、困難に立ち向かう力、いろいろなことに興味や関心を持つ力などがあり、この夏休みにそのような力を伸ばしてほしいこと」を伝えました。
生徒指導の先生からは「夏休みの過ごし方」について、クイズを交えながら楽しく話をしてもらいました。約1か月間ご家庭で子どもたちを見守っていただきますが、子どもたちが安全で有意義な夏休みを過ごすことができるようにご協力いただければと思います。
7月2日(金)に校外学習に行ってきました。例年は1学期に校外学習を行っていませんが、予定していた「水泳教室」がコロナ禍の影響で実施できなかったため、その代わりとして企画したものでした。当初は子どもたちと一緒に外でお弁当を食べたかったのですが、コロナ禍のために集団で集まっての飲食は良くないとの判断で、学校で昼食を済ませて行くことにしました。
最初に行った「ミュージアム DAH」は映像と音楽、オブジェが一体となった美術館でした。様々に変化する室内の様子に子どもたちは興奮していました。子どもだけでなく先生方も驚かれていました。今回の校外学習は学年ごとに行動することになっています。私は小学部1,2年生の担当でしたが、子どもたちの興味関心がどのようなものに対してあるのかを実感できました。次に行った「アクアリウム」は海雲台にある水族館で、目の前を泳いでいる魚たちに歓声をあげていました。カワウソの餌づけの時には子どもたちは必至でその様子を見ていました。
限られた時間ではありましたが、子どもたちの思い出に残る行事になったと思っています。2学期以降もコロナ禍の状況はどのようになっているのか分かりませんが、学校ができることを考えて子どもたちのために頑張りたいと思います。
本日映画鑑賞会を行いました。コロナ対策をしっかり行い実施しました。この企画は非営利団体「ぷさんさらん」の昆社長からお話をいただき実現したものでした。当初は実現できるか不安なこともありましたが、昆社長から「なんとかします。」と力強い言葉をいただき今日を迎えました。子どもたちの費用は「ぷさんさらん」が出していただけることになりました。
保護者の参加も認めましたので、来られた保護者は子どもたちと一緒に映画鑑賞をすることになりました。このような経験は久しぶりではないでしょうか。鑑賞した映画は「えんとつ町のプペル」で内容も心温まるものでした。
コロナ禍の状況は改善に向かっているとはいえ、社会生活ではまだまだ規制があり以前のような生活に戻るまでにはもう少し時間がかかると思います。学校ではコロナ禍で何もできないと考えるのではなく、この状況で子どもたちにできることを考え、実践していきたいと思います。
昆社長、並びにお手伝いいただいたスタッフのみなさま本日は本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
6月11日(金)の午後に避難訓練(ロックダウン)を実施しました。この訓練は外部からの不審者の侵入を防ぎ、児童生徒を安全に避難誘導することを目的として実施しました。当日は在釜山日本国総領事館から3名の領事、釜山警察庁職員、南部警察署職員の方々に来校いただき、訓練の内容についてや「いじめ」についてお話いただきました。また、地元警察からパトカーが巡回してくれました。
昨年この訓練ができなかったので、私にとって初めての訓練でしたが子どもたちは教員引率のもと1分30秒ほどで全員講堂に避難できました。教員は児童生徒を引率する担当と不審者の侵入を防ぐための担当、指示、連絡担当と役割を決めて実施しました。訓練後の反省会では、「今回は授業中を想定して行ったが、次回は休憩時間等を想定するなど様々な場面を想定して行いたい」との意見が出ました。
今日(5月20日)午前に韓日親善協会、(社)釜山文化芸術サランの方が来校されて、子どもや職員に大量のマスクと手作りのマスクストッパーを寄贈してくれました。「日本人学校のために何かお役に立ちたい」と言っていただき、心から感謝しています。話の中でも「何か困っていることはありませんか?」とお気遣いいただき、本当にうれしかったです。政治的には韓国と日本の間に難しい問題があるかもしれんが、日本人学校に関係する韓国の方々には本当によくしてもらっています。この好意を無駄にすることなく、友好な関係を築いていきたいと思います。
また、先日行った「内科検診・検尿」は韓日親善協会の朴会長(内科医院の先生)が無料で行ってくださいました。費用をお支払いしようとしたのですが、「日本人学校は経営が大変だろうから、お金は要らない」と言ってくださいました。それどころか「学校で使ってください」と200万ウォンの寄付をいただきました。このお金は子どもたちのために有効に使わせていただくつもりです。このような温かい方々に支えられていることを本当にうれしく思っています。いつかこの恩返しができればと思っています。
令和元年、2年度卒業生から卒業記念品をいただきました。学校のために役立ててほしいと寄付金をいただき、検討した結果、大型液晶時計を購入させていただきました。子どもたちが帰りの集会を行う場所に設置することになりました。
実際設置することになると、電気の配線がなかったり、付けてみると太陽の光が強すぎて時計の数字が見えなかったりとうまくいきませんでした。しかし、時計店のご主人が学校のためにと特注で信号機と同じLED発光の時計を作成してくれ、本日無事設置できました。
これからはこの時計のおかげで、帰りのバスまでの時間をしっかりと確認できるようになりました。卒業生のみなさん、本当にありがとうございました。大切に使わせていただきます。
4月22日(木)に「令和3年度 着任式・始業式・入学式」を行いました。新赴任の先生方が韓国に入国され、2週間の自宅待機がありましたので、この時期に実施することになりました。今まではオンライン授業で新しい先生と出会っていましたが、実際会うのは初めてなので、先生方も緊張されていました。
今年は4名の先生方が赴任されました。昨年私が来韓した時も釜山のことや学校のことが全く分からず右往左往していたことを思い出しました。早く釜山の生活や学校に慣れ楽しい時間を送ってもらえたらと思います。
新入生は小学部3名、中学部2名の計5名です。全校児童生徒数は32名で、昨年末36名より4名少なくなりました。中学3年生の生徒がいないため、中学2年生が最高学年になります。
コロナ禍の影響がまだまだ続いていて、学校行事にも影響が出ていますがみんなで乗り切りたいと思っています。
4月1日から「校舎外壁塗装・屋根防水工事」が始まりました。前回は2016年に行っていますので、5年ぶりになります。子どもたちの入学式までには工事を終わらせる予定です。きれいになった校舎で気持ちも新たに新学期を迎えたいと思います。
工事現場を見ましたが、職人さんが丁寧に作業をされていました。
話は変わりますが、新赴任の先生方が今日仁川空港に到着され、明日には釜山に来られる予定です。その後は2週間の待機を経て、学校に来られる予定です。新赴任の先生方も子どもたちや学校に来ることを楽しみにされています。無事に来られることを願っています。
昨年度、コロナ禍の中で本校教員の提案により文部科学省補助事業「ICTを活用した教育体制構築に関する実証事業」に手を上げました。企画が認められ予算もつき、各教室や講堂に大型テレビを購入しました。また、小学校の算数、国語のデジタル教科書も購入しました。
購入後はそれを使った授業の取り組みを行い、その報告を提出したところ、参加50校の中で優秀な学校8校に選ばれました。講評いただいた有識者からは「釜山日本人学校の取り組みは、小規模校でこれまでオンライン授業を実施する環境が十分に整ってなかった学校でも、どのように体制を整えてオンライン授業や交流活動を行えばよいのか、参考にしやすい取り組み報告になっています」と言っていただきました。
限られた環境で先生方や子どもたちがよく頑張ってくれていると思います。
4月に入ってもコロナ禍の状況は収まらず、釜山でもその人数が増えていて心配されている方も多いのではと思います。日本でも非常事態宣言を解除した途端また猛威を振るっていて、本当に心が休まるときがありません。学校でも4月以降の行事の持ち方を検討しているところです。昨年も1学期は何もできなかったので、子どもたちのためにも何とか多くの取り組みを実現できるよう考えたいと思います。そのような中、本校に「体温自動検知器」を設置することができました。今まで以上にスムーズに来校者の体温を検知し、コロナ対策を実行できるようになりました。