第2部では、ステージを降り、おじいさま、おばあさまのもとにかけ寄り、一緒に韓国の手遊び歌を楽しみました。さらに授業で一生懸命に折った折り紙の作品もプレゼントしました。
最後にもう一度、ステージに戻り韓国の「コヒャンエボン」と日本の「ふるさと」を全員で合唱しました。みなさんより大きな手拍子をしたり、一緒に歌を口ずさまれたりして会場のボルテージは大いに高まりました。
終了後、韓国語で「エンコール!」「エンコール!」と嬉しい言葉が聞こえ、「コヒャンエボン」と「ふるさと」をもう一度一緒に歌いました。
楽しい時間は、あっという間に過ぎ去り、「来年もきてくださいね。ありがとう!」と言っていただき、おじいさま、おばあさま方には大変喜んでくださいました。
子どもたちも、目の前のみなさんの温かい対応に驚くとともに、「一緒に手遊びをしたり、折り紙を喜んでもらえたりしてよかったです。」「来年は、もっと歌を練習して聞いてもらいたいです。」という感想が聞かれました。
こうした交流をこれからも続けていたいと思います。
6月21日(金)釜山日本人学校では毎年、「慶州ナザレ園」を訪問させていただいています。
慶州ナザレ園は、韓国人の男性と結婚し、朝鮮半島に渡った日本人女性で、戦争等で独り身になった方々のために1972年に設立されました。
会場には3名の日本人のおばあさまがいらっしゃいました。毎年、私たちの訪問を楽しみにしてくださっているそうです。
発表前には、ソン・ミホ園長にご挨拶。園長からナザレ園の歴史やおばあさまたちの思いなどを伺いました。そして、少しでもお役に立てればということで児童生徒代表から寄付金を贈呈させていただきました。
講堂では、私たちの到着を待ってくださっていたおじいさま、おばあさま方の大拍手で迎えられ、いよいよ舞台発表がスタートしました。
中学生と校長先生の日本語と韓国語の挨拶に続き、小学部1・2年生による「ナビア(ちょうちょ)」と「海」の可愛らしい歌と踊りが披露されました。続いて小学部3・4年生は、韓国の歌「トラジ」を歌と踊りとリコーダーで演奏すると、一緒に歌いだすおばあさまもおり、一段と盛り上がりました。さらに小学部5・6年生と中学部で有名な「アリラン」の合唱をしました。上手にハモったり、リコーダー演奏もあり、手を左右に振りながら演奏を楽しんでおられました。
6月21日(金)午前中、「慶州ナザレ園」の訪問を前に、「東宮植物園」に行きました。
ここでは、縦割りの異年齢集団であるファミリーごとに分かれての見学となりました。
大きな温室の中には、ハイビスカスやブーゲンビリア、美しいハスなど南国の花々や珍しい草や木がたくさん展示してありました。
ファミリー長の先導で、全部で計16か所を巡るスタンプラリーもしました。
「ねえ、ねえ、『コーヒーの木』って本当にコーヒーのにおいがするよ」「食虫植物って虫を食べる花があるんだって!」と普段は、なかなか見ることのない植物の説明を読みながら、楽しく見学することができました。
昼食は、芝生広場で木陰にレジャーシートを敷いて、パラソルの下でイスに座りながらファミリーで楽しくおいしいお弁当を食べました。
その後、自由時間には、芝生広場を走り回ったり、大きなブランコに乗ったり、音楽と噴水のショーを楽しんだりしました。
12日(水)「ロックダウン訓練」を行いました。この訓練は、日本人学校に何らかの危害が加えられる場合を想定したもので毎年、実施しています。
訓練本番では、緊急放送が流され、その後、教員が誘導して子どもたちは、避難するとともに、即座にバリケードを築いて身の安全を守る訓練をしました。
その後、在釜山日本国総領事館の担当領事にご講評を頂き、注意点を確認しました。
さらに釜山地方警察庁の方々から最近の釜山の学校で起こっている問題や事例が紹介され、そのような問題に直面した場合、どのように対処したらいいのかアドバイスを頂きました。
最後に簡単な護身術も教えて頂き、代表の児童生徒もやってみました。
治安がいいと感じられる釜山ですが、いついかなる危険が自分の身に迫ってくるか分かりません。常に危機意識をもって行動していけるようにしたいと思います。
ご協力いただいた総領事館、警察関係の皆様、大変ありがとうございました。
5日(水)修学旅行最終日は、「旅人」というバスに乗って“令和のふるさと・太宰府”を目指しました。大宰府政庁跡を見た後、すぐ近くの「大宰府展示館」で令和誕生のもとになった大伴旅人の「梅花の宴」の模型を見ながら誕生秘話を勉強。「令和」という元号がより身近なものになりました。
その後、太宰府天満宮では、総務部長の新西靖斉様をはじめ、上野嵩良様、矢木信男様にご案内頂き「撫で牛」のこと、「飛梅」伝説のことなどを学び、「学業成就」の祈願もすることができました。そして、九州国立博物館を見学し、遣唐使や大宰府政庁のことを通し、古くから続く九州と東アジアの交流の歴史について学びました。
昼食の後、名物「梅ヶ枝餅」を頂き、参道で思い思いに買い物をしました。
博多への帰路、西鉄電車「旅人」号に乗車。車内も太宰府の歴史や見どころの展示や記念スタンプ、乗車記念カードが置かれていたりと、とても楽しかったです。
こうして2泊3日の福岡修学旅行を通し、社会性を身につけたり、職業観を深めたり、授業で学んだことを実際に見聞きし、再認識するなど、大充実のうちに幕を下ろしました。
今回、修学旅行にあたり、多くの方々のご協力、ご尽力を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました!
4日(火)の午前中は、「西新防塁跡」と近くの西南学院大学構内にある「元寇防塁跡」を見学。その後、大濠公園を散策し、「福岡管区気象台」へ。天気予報は、単に「雨が降るのか」「傘が必要か」という次元ではなく、人々の生命を守るために、気象衛星やスーパーコンピューター、気象予報官の経験などに基づき、総合的に判断して出されていることを知りました。ちょうど11時の予報を出す準備をしている場面を見学し、プロフェッショナルな人々の動きを食い入るように見ていました。
昼食後、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの本拠地「ヤフオク!ドームツアー」へ。
大きなスタジアムを歩いてブルペンやベンチを見たり、人工芝に降りて、選手の練習を間近で見たりしました。夜の野球観戦が断然、楽しみになりました。
一旦、球場を後にし、近くにある「福岡市博物館」と「福岡タワー」を見学しました。
歴史で習った「金印」の実物を見たり、実際にどのように使われていたのかという体験を通し、「思ったよりもかなり小さい!」「使われ方が予想と全く違った」などの感想が聞かれました。福岡タワーからは、福岡の街を一望しました。
夜は、「ヤフオク!ドーム」でプロ野球セ・パ交流戦「福岡ソフトバンクホークス対中日ドラゴンズ」の試合にみんなでホークスのユニフォームを着て観戦しました。
初めて間近でプロ野球の試合を見たという生徒は、臨場感や迫力、選手のプレーや正確さ、ダイナミックさに感動していました。ホークスの打順が一巡する頃には、みんな応援歌を口ずさみ、ホークスの選手を一生懸命応援していました。途中、日本最大のビジョンに「ようこそヤフオクドームへ釜山日本人学校様」と映し出していただくサプライズもあり、みんな大喜びでした。
7回のラッキーセブンには、黄色のジェット風船を打ち上げ、球場の盛り上がりは、最高潮に達しました。結局、この日、ホークスが6対4で勝利を収めました。
こうした楽しい野球観戦を陰でお世話くださいましたソフトバンクホークスの淵郁子様、小川洋平様、大変にありがとうございました!
5月31日(金)ソウル日本人学校の中学部3年生が修学旅行で釜山を訪れ、広安里ビーチにおいて釜山日本人学校中学部と交流をしました。
当日、天候も心配されましたが、何とかビーチにて交流会を行うことができました。
まず初めにグループに分かれ、自己紹介をしました。どことなくぎこちない感じもしましたが、ゲームを行う中で次第に打ち解けあい、互いに声援を贈ったり、作戦を考えたりと、意気投合していきました。
そして、広安大橋をバックに、ソウルと釜山の日本人学校中学生による迫力のある「ソーラン節」のコラボレーションをしました。
最後に、互いに韓国に暮らし、それぞれの日本人学校に学ぶ私たちが、国際人として大いに成長していくことを誓い合いました。
とても素敵な交流ができました。今後も、こうした交流を続けていきたいと思います。
6月3日(月),小学部は校外学習で現代自動車と現代重工業の見学に行ってきました。現代自動車では,実際に車を作っているところを見学させていただきました。工場の中では,たくさんの車が作られており,一日に6000台ほど完成するそうです。完成した車は,工場の横にある港から輸送船に載せられて,いろいろな国に送られています。
現代重工業では,船を作っている施設を見ました。今回は,施設の中には入れなかったのですが,遠くからでも大きなクレーンが見えたり,大きなタンカーを作っているところが見えたりしました。
見学のあとは,竹林公園に行き,昼食を食べました。天気がとてもよく,日差しがまぶしかったですが,日陰に入ると少し涼しくて,おいしくお弁当を食べることができました。
今回の見学会を企画していただいたPTAの河野会長,Nabtesco孫昌龍副社長様ありがとうございました。