平日ではありますが、三校交流会や運動会の会場でお世話になっている民楽小学校で、本日(11月2日)運動会が開催されました。本校は通常授業ですので、私と事務員の金ミンジョンさんが代表してご挨拶に行きました。民楽小が位置するのは、MBC放送局のすぐ近くで、本校から10分ちょっとの距離です。賑やかな歓声がだんだん大きくなる中、民楽小学校の入り口に近づくと、綿あめ屋さん等数件の屋台が並んでいました。会場に入る前からお祭り色が、より強く感じられました。
本部席に近づき、民楽小学校のジョン校長先生を探したのですがなかなか見つかりません。気が付くと、運動場の真ん中でずっと動き続けているのがジョン校長先生でした。借り物競争で走ったり、スターターをしたり、子どもたちに声をかけたりとフル回転です。あいかわらず、積極的な校長先生です。しばらくして本部席に戻られたので、本日の運動会のお祝いと、先日の本校運動会への協力のお礼をお伝えすることができました。その後本部席から一緒に競技を拝見しました。2年生のプログラムで、演技が終わったと思ったら保護者がフィールド内に続々と入って行きます。どうしたのかなと思っていると、親子での自撮りが始まりました。まるで、花火大会前の広安里ビーチのようです。運動会に間違いはないのですが、不思議なほのぼのとした空気に包まれています。ジョン校長先生によると、30秒間のこの時間を設けてから、撮影上のトラブルが減少したとのことです。
更にお話をしながら競技を見ていると、ジョン校長先生から手伝いを依頼され、一緒に指揮台に向かいました。そこには、「玉入れ」ならぬ「紙飛行機入れ」で、うまく白組と青組の傘の中に入った紙飛行機がありました。ジョン校長先生が白組の傘から紙飛行機を一つ選び、私にも青組の傘から一つ選ぶよう促します。選んだ紙飛行機を広げると、手紙になっています。その手紙を書いた子どもとそのお母さんが指揮台に呼ばれ、子どもは指揮台からお母さんへの感謝の手紙を読み上げるという仕組みのようです。ジョン校長先生から選ばれた男の子がニコニコしながら手紙を読み始めます。ところが、途中でお母さんが涙ぐんでいるのに気付いてしまいました。今度は男の子が大泣きです。なんとか読み終わるや否や、お母さんの胸元に飛び込んでいきました。私が選んだ女の子は終始ニコニコしながら、お母さんへの感謝を伝えていました。お母さんも終始笑顔でした。無事読み終えた姿を見て、なぜか私自身がほっとしました。本部席に戻り、近く再会することを約束し、ジョン校長先生と別れました。
実は、せっかくの機会ですので、帰りに屋台で綿あめを数個買いました。学校に帰ったらちょうどお昼時でしたので、子どもたちにささやかなデザートとして担任の先生に教室に持って行ってもらいました。分け方で揉めて嫌な思いをしないかとちょっとだけ心配しましたが、杞憂でした。何人もの子どもたちから、「綿あめ、おいしかったです。」「ありがとうございました。」と声をかけられました。
民楽小学校のほのぼのを分けていただいた日でした。