6月21日、児童生徒と教職員全員で、慶州ナザレ園を訪問しました。
韓国釜山に位置する釜山日本人学校にとって、この訪問は最も大切な授業のひとつです。
小学部・中学部両方の子どもたちが、休み時間等をやり繰りしながら歌や演奏の準備を進めてくれました。
低学年の子どもたちにとってこの訪問の意義を今は深く理解できなくても、いつの日か日韓の歴史に関わる場所を訪れたことの大切さに気づいてくれると期待しています。
今回の訪問には、在釜山日本国総領事館 鎌田領事と、西日本新聞 前田記者も同行くださいました。以下は、前田記者の記事の一部引用です。
韓国の釜山日本人学校の子どもたちと一緒に、慶州市にある在韓日本人妻の福祉施設「慶州ナザレ園」を訪れた。開設から半世紀近く。太平洋戦争前後に朝鮮半島出身の男性と結婚して海を渡った後、身寄りを失うなどした9人が静かに暮らしている。平均年齢は95歳。認知症や寝たきりの人も多い。35年以上、入所者に寄り添ってきた宋美虎(ソン・ミホ)園長は「苦労した分、残りの人生は楽しく暮らしてほしい」と温かく見守る。交流会に参加した入所者は3人だけだったが、小学1年~中学3年の34人と一緒に歌ったり、手遊びをしたりして触れ合った。(後略)
大切な行事に寄り添っていただき、厚く感謝申し上げます。
今後も、この訪問を大事に続けさせていただきます。