地震発生とその影響

昨日(11月15日)午後2時半頃、釜山から約100キロ北のポハン付近で、マグニチュード5.4の地震が発生しました。3階建ての釜山日本人学校では若干の揺れが感じられましたが、授業には影響なく、子どもたちは通常通りに下校しました。

ただ、昨日からテレビでは震源地付近の被害が伝えられています。1000人以上の人々が近隣の学校の体育館に避難しているとのことです。また、韓国内で本日一斉に実施が予定されていた「大学修学能力試験」がすべて延期になりました。同試験は、日本の「大学入試センター試験」にあたるものです。本日に焦点をあわせて勉強してきた受験生にも被害が及ぶ等、影響はしばらく続きそうです。

ところで、地震が発生したとき、私は東京学芸大学附属高校の2年生4人とプギョン大学の通訳ボランティアの学生さんに、日本人学校周辺を案内しているところでした。同高校では国内2カ所と韓国釜山の3カ所の中から1カ所を選んでの学習旅行があるそうで、釜山を選んだ生徒さんたちの中の1グループによる学校見学の対応の最中でした。外にいましたのでほとんど揺れを感じませんでしたが、高層ビルにいた方からは揺れをはっきりと感じたとうかがいました。

地震がほとんどないといわれる韓国で、2年連続大きな地震が発生しました。安全対策、危機管理体制の一層の充実を関係機関との連携のもと図る必要を改めて考えさせられました。

2017年11月16日