本ホームページ「ニュース」にありますように、8月27日から第2学期が始まりました。課題であったトイレも全面改修され、残暑の中にも気持ち良い学校生活を送れております。関係の皆様のご尽力に心から感謝申し上げます。
さて、子どもたちの自由研究のいくつかが校内に展示されておりますが、先生たちも夏季休業期間に普段はできない自由研究(校外研修)を体験することができました。7月23日には、先生たちと民楽小学校のサマースクールを見学に行きました。民楽小学校とは毎年文化交流会を続けているわけですが、授業を見る機会はなかなかありませんでした。今回、ジョン・ムンス校長の計らいで、民楽小学校サマースクール(三日間)の第1日を参観させていただきました。
ジョン校長に最初に案内されたのは算数の授業でした。授業を行っているのは民楽小学校の先生、受けているのは希望者の中から抽選で選ばれた15人ほどの児童でした。いわゆる「補充的な」授業ではなく、グループを編成し、数学的思考を必要とするゲームに興じるというプログラムでした。まず、算数を好きになるということに主眼がおかれていると感じられました。国語(韓国語)の授業では、指導者が釜山教育大学の学生でした。教育実習の一部という意味合いもあるとのことでした。新鮮な緊張感のある雰囲気でした。英語の授業は、English Zone と呼ばれる特別な空間(2教室あり)で行われていました。English Zoneと書かれたゲートをくぐると世界地図や世界の時間の掲示や装飾など、英語を使う(話す・読む等)雰囲気が醸し出されていました。これらの施設や掲示などは教員の手作りではなくこの施設に300万円の予算がつき、その予算でリフォームされたそうです。もちろん、ネイティブスピーカーも専属で配置されていました。このことからも韓国の英語教育に対する積極さがうかがえました。
他にも、最先端のレーザーカッターが設置された技術室、ピアノ個別レッスン室が4部屋併設された音楽室等、釜山市の教育環境充実への熱意に驚かされ続けの自由研究(校外研修)となりました。規模は大きく異なりますが、本校も小規模校なりの充実を図りたいと、職員一同決意を新たにさせられました。
東ヨーロッパ視察を直前に控えながら、2時間近く対応いただいた民楽小学校 ジョン・ムンス校長に厚くお礼申し上げます。