丸山総領事特別授業

釜山日本人学校教育課程の特色のひとつに、小学部1年生からの「教科担任制」があります。現在、日本では文部科学省中央教育審議会により小学校高学年での「教科担任制」導入が本格的に検討されています。背景には、英語の教科化、さらにプログラミング教育必修化などによる、指導者への専門的知識や技能の必要性があります。本校は小規模小中一貫校のため、結果的に文部科学省の方針を先取りするかたちとなっております。この「教科担任制」に加えて、本校には多くのボランティアの皆さんが特別授業を提供してくださり、子ども一人ひとりのよさを更に多面的にとらえることが日常的に図られています。

本日(11月27日)1時間目、特別授業に慣れてきた私たち派遣教員も驚く、在釜山日本国総領事館 丸山浩平総領事ご自身による特別授業を実施頂きました。対象は小学部第6学年、教科は国語科「書写」です。日本人学校は世界に95校ありますが、総領事による教科の授業はなかなか耳にしません。
王羲之の作品の紹介に始まり、東アジアの先人の作品が数多く紹介され、更に丸山総領事ご自身の作品も紹介されると、6年生達は感嘆の声をあげていました。その後の臨書しながらの追体験では、5人の子どもたちがそれぞれ総領事からの個別のアドバイスを頂くことができました。来週は、この体験を基に、自分だけの作品を完成させる予定とのことです。どんな作品が産み出されるのか、大いに楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

2019年11月27日