日曜日を利用して、4月に赴任した派遣教員3名と先輩教員2名、そして警備員の朴さんの6人で、釜山から北に位置する慶州(キョンジュ)にあるナザレ園にご挨拶と来月の子どもたちの訪問の打ち合わせに行ってきました。ナザレ園は、太平洋戦争や朝鮮戦争の混乱のなかで、日本への帰国の機会を失った日本人女性を保護・支援するためにつくられた施設です。園長の宋美虎(ソン・ミホ)先生のお話では、かつてこの施設から147名の方々が日本に帰国されたそうです。ただ、この34年間は帰国した方はおられないそうです。今残っておられる数少ない方々も90歳を超すかなりの高齢となり、宋園長も運営に様々なご苦労をされていることが伺えました。
毎週日曜日は和食の日で、昼食はカップそば、夕食は釜飯の予定とのことでした。昼食前の食堂にうかがい、そこにおられた5人の方々にご挨拶することができました。北海道出身の方は、私たち全員に手を差し出し、にこやかに握手してくださいました。
来月は賑やかな子どもたちといっしょにうかがいます。元気で過ごしてほしいと願っています。