お礼 是枝裕和監督来校

本ホームページ「ニュース」欄にありますように、今週月曜日(10月7日)、映画監督の是枝裕和氏が釜山日本人学校にお越しくださいました。

直前まで他の取材があったにも関わらず、到着後すぐにすべての教室の授業を参観してくださいました。是枝監督が教室に入られた瞬間の、子どもたちの「嬉しそうな」「驚いた」表情が、見ている側にも喜びを与えてくれました。是枝監督の韓国語版著書を持っていた生徒には、是枝監督の方からサインを提案してくださいました。

その後の講堂での「質問コーナー」では、手を上げた約10名の子どもたち全員に、具体的にていねいにお答えくださいました。子どもの頃の夢、大学時代の葛藤、親の願いへの対応、今までの作品への想い、家族のこと、俳優さん達への想い等々、子どもたちを見つめながら率直に語ってくださいました。素人ながら、そのお人柄が俳優さんやスタッフの皆さんを引きつけ、名作が生まれているのだなと感じさせられました。
是枝裕和監督の子どもたちへの愛情、さらに在外教育施設で学ぶ多様な子どもたちへのご配慮と心遣いを強く感じさせられた1時間でした。

その合間を縫って、PTAバザーの準備をされていたPTA役員さん達からの映画チラシへのサインのお願いにも快く応じてくださいました。準備したチラシだけでなく、わざわざ映画「真実」のチラシを車から持ってきてくださり、そちらにもサインしてくださいました。PTA役員の皆さん、講堂に集まった保護者の皆さんにとっても忘れられない時間となりました。

今回の学校訪問実現にご配慮ご尽力くださった株式会社分福 福間美由紀様、そして早稲田大学 土田環先生に心から感謝申し上げます。
是枝裕和監督の益々のご活躍、そして明日(10月11日)から公開される映画「真実」のご成功を祈念いたしまして今回のお礼といたします。

2019年10月10日