学校長から

 令和2年度 釜山日本人学校校長となりました原野 利之(はらの としゆき)と申します。本来なら4月に赴任しているはずでしたが、「新型コロナウイルス」の影響で出国できず、この文章も日本国内でまだ見ぬ釜山の地を思い描きながら書いています。私は韓国へ訪れたことがありませんので、釜山日本人学校への赴任が決まってからはネットや書籍などで情報を取集しました。私が映像で見た釜山日本人学校はきれいなビーチに近く、リゾート地の中にある学校のように思えました。このような場所にある学校で学ぶ子どもたちはどのような子どもたちなのだろうと想像しています。児童生徒数は30数名と決して多くはありませんが、その分先生と子どもたち、子ども同士のつながりは強いのだろうと思っています。

 私自身は元々中学校の教員で40年近く教師として子どもたちに関わってきました。3年間は小学校の教頭として勤務しました。その経験から小学校、中学校のそれぞれの良い面を理解しているつもりです。釜山日本人学校は1年~9年までの小中一貫校ですので、同じ場所で6歳から15歳の子どもたちが過ごすことになります。日本国内ではなかなかできない経験だと思います。上級生が下級生の面倒を見ることで子どもの自己有用感や自己肯定感が育っていくと思います。

 私は子どもたちが「明日も学校へ行きたい」と思えるような学校、保護者の方が「この学校に子ども預けてよかった」と思ってもらえる学校、教職員が「この学校の職員でよかった」と思える学校づくりをいつも目ざしてきました。その実現のためには私一人の力では足りません。多くの方に協力いただいて初めて実現できます。人にはそれぞれの考えや価値観の違いがあります。もしかしたら、意見の相違が出てくることもあるかもしれません。その時はしっかり話し合いたいと思います。すべては「子どもたちのために」が基本です。きっと理解していただけると思っています。

 これからも釜山日本人学校の教育活動にご理解・ご支援賜りますようお願いいたします。

   釜山日本人学校 校長 原野 利之