海外子女文芸作品コンクール受賞

 本校児童の応募作品が、海外子女教育振興財団「第39回海外子女文芸作品コンクール」で優秀賞をいただきました。
 以下に紹介いたします。

「笑顔あふれたナザレ園訪問」 

 「한 번 더、한 번 더!(ハンボンド、ハンボンド!)【アンコール、アンコール!】」
 私は慶州ナザレ園へおばあさんたちに笑顔になってもらうために、歌、手遊び、そして折り紙のプレゼントをしに行きました。ナザレ園は、戦争の時代に韓国に来た日本人のおばあさん方が暮らしておられるところです。そして、おばあさんたちの平きん年れいは九十三才だそうです。私はそれを聞いてビックリしました。
 このようなナザレ園に、私たちは約二時間かけて行き、交流会の会場に入っていきました。会場に私たちが入っていくと、おばあさんたちが、
「かわいいね~。ありがとう~。」
と笑って言ってくれました。そんな姿を見て、逆に私たちが笑顔をもらった気分になりました。
 いよいよ私たちの発表です。学年ごとに春夏秋冬に分かれて、その季節に合った歌を韓国語で歌いました。私たち五・六年生は秋を担当して、秋の歌を歌いました。私は大きな声はもちろんでしたが、それ以上に笑顔と、大きな動作を意識して歌いました。すると、おばあさんたちは手びょう子をしたり、一緒に歌ってくれたりして楽しんでくださいました。その時、「ここに来て本当によかったな。」と思いました。最初の練習では、とてもはずかしくて少ししか体を動かせませんでしたが、おばあさんたちの笑顔のおかげで、私たちの発表も良いものになったと思います。
 次に、おばあさんたちと一緒に手遊びをしました。手をにぎっているだけで、おばあさんは喜んで、おこづかいまでわたそうとしてくれました。私は、おばあさんたちともっと一緒にいたいと思いました。
 最後に全員で、韓国の「コヒャンエポム」と日本の「ふるさと」を歌いました。「ふるさと」は日本でもたくさん歌ってきましたが、ここで歌う「ふるさと」は特別だなぁと思いました。歌い終わった時、ビックリすることが起こりました。
「한 번 더、한 번 더!(ハンボンド、ハンボンド!)【アンコール、アンコール!】」
と、アンコールのはく手が続いたのです。私は、思ってもみなかったことが起き、とてもうれしい気持ちになりました。もう一度みんなで、「コヒャンエポム」と「ふるさと」を一回目以上に元気に歌いました。すると、おばあさんたちももっと元気に歌ってくれて、私も温かい気持ちになりました。
 私は今回のナザレ園訪問を通して、おばあさんたちに笑顔になってもらうには、自分からはりきって笑顔で楽しむことが大切だなぁと感じました。またいつか、ナザレ園のおばあさんたちに元気で会いたいです。そして、また会える時には、今年以上に笑顔になってもらえるように、私もおばあさんたちとの時間を楽しみたいです。
2019年01月25日